双子なのに一方が色盲、一方が正常のケースはある!?


双子なのに、一方が色覚異常でもう一方が正常というケースは存在するか?

色覚異常は伴性の劣性遺伝です。

遺伝の仕方についてはこちらで説明しました。

色覚障害の遺伝と子供の産み分けについて

遺伝である以上、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児は、もし色盲の遺伝を受け継いでいたら、両者とも色覚異常になります。

ところが、世の中には双子なのに、一方が色盲、もう片方が正常だというケースがあるとのことです。

これはどういうことでしょうか?

双子の色覚異常には程度の差がある

結論から言いますと、双子は両者とも色覚異常です。

ただし、一方が軽い色弱だったため、色覚異常だとわからなかっただけです。

このことからわかるように、色覚異常は遺伝ですが、その程度は産まれてくる子によって違うという事。

親が色弱だから子供も色弱になる保証はなく、また親が強度の色覚異常であっても、子供も同じになるとは限らないようです。

これはなかなか興味深い事を示唆しているように私には思います。

というのは、軽度の色弱と重度の色覚異常では、見ている世界に雲泥の差があるからです。

その差はどうして出来るのでしょうか。

人間の赤ちゃんは生後すぐには目が見えません。

だいたい生後3、4か月で見えてくるということです。

新生児は「目が見えていない」といわれることがありますが、まったく見えていないわけではありません。視力は0.01~0.02ほどで、「まぶしい」「暗い」といった明暗を認識することができます。

色は黒・白・グレーのみで、ものや色、輪郭を認識するほどではなく、両目の焦点を定める能力も備わっていないことから、目的もなく眼球を動かしていることがほとんど。

徐々に、1点を見つめる「固視」をし始めて、ママやパパの髪の生え際あたりを注目することが多くなります。これは、黒い髪が新生児にとっては認識しやすいためだといわれています。

出典:こそだてハック

赤ちゃんは生まれてすぐは色が見えていません。モノクロの世界をぼんやりと見ています。

その後、視神経、脳神経が短期間で急激に成長し、その過程において色を見る能力を獲得するのです。

これは私の仮説ですが、色覚異常であっても、この視神経が猛烈に発達する時に何らかの良い刺激があれば、色を見る能力を正常色覚に近いところまでに得られるのではないでしょうか。

何らかの刺激といのは、おそらく光だろうと思います。

赤ちゃんは産まれてくる過程で哺乳類の進化のプロセスをそのまま体験して、この世に出てきます。

母親の羊水の中では肺呼吸をしていません。生まれてすぐ目が見えない、色が見えないのは、私達哺乳類の祖先が夜行性だったからと言われています。

その哺乳類が昼間活動するようになって色を見る能力を獲得するようになりました。

その時、深い森の中にいた小さなネズミのような人間の祖先が、見た光はどんな感じでしょうか?

濃い緑の木々の隙間から零れ落ちる陽光。

やわらかい緑の光ではないでしょうか。

たぶん、赤ちゃんの視神経の発達に、そのようなやわらかな緑の光は良いはずだと思います。

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