色盲が有利な場面もある~夜目が利く、擬態が瞬時に分かる


色が見えない事のメリットはあるのか?

現代社会においては色が見えないことで不利益(デメリット)は数え上げたらキリがありません。

今の社会生活は色が見える圧倒的多数の人間が便利に暮らせるように設計されていますので。

信号機、案内板、標識、乗り換え図、テレビ、パソコン、スマホ、家電の操作など、分かりやすい配色で使い勝手が良かったり、人の注意を惹くために目立つ色などが使われています。

情報化社会に生きる現代人にとって「色が見えないこと」は大きなハンディキャップになるのです。

では、逆に「色が見えないこと」で得をする場面はあるのでしょうか。

私自身、正常色覚を持った人との比較で、以下のようなシーンでアドバンテージを感じたことがありました。

暗闇に強い。夜目がきく可能性があります

これは10代の頃に気づきました。

高校生の頃、友達と真夜中に肝試しをしました。廃墟になった建物に悪ふざけて侵入したのです。

懐中電灯を持たなかったので、なかは真っ暗な闇だったのですが、私の目には廃墟の室内の様子が意外にも見えたのです。

友人達は躓いたり、壁にぶつかったりして、ほとんど歩けない状態でしたが、私だけがスタスタと歩くことが出来ました。

その時、「俺って夜目が利くのだろうか」と思ったのでした。

その後、夜に停電がある度に、似たように感じる事が何度かあり、やはり暗闇でも人より見えているのだと確信しました。

哺乳類の祖先はネズミのような動物です。

すべて夜行性です。

夜行性の動物は色覚を持ちません。

夜活動する動物にとって色覚は不要なのです。私が夜目が効くのも当然かもしれません。

色の濃淡には敏感!!擬態をすぐに見分けれれる

私は色が見えない分、色の濃淡だけは正常色覚な人より敏感だろうと思います。

こちらで書きましたが、濃淡(明暗)だけなら簡単に見分けがつきます。

そのことと多分関係あると思いますが、昆虫の擬態を私は簡単に見分けることが出来ます。

色に惑わされることがないので、容易に見分けられるのでしょう。

これもある種の特殊能力かもしれません。

しかし、現代社会ではそれが有利働く場面はまったくありませんね。

こんな話を聞いたことがあります。

第二次世界大戦中、アメリカ軍は色覚異常の兵士を集めて偵察隊(斥候)を組んだと言われています。

斥候(せっこう)とは戦闘地域の最前線に潜んで、敵の兵の様子を探るのが仕事です。

敵は迷彩服を着て森や草木に潜んでいます。

色盲なら、迷彩服に惑わされることがないので、敵を見つけるのが得意になるのでしょう。

旧日本軍は色覚異常の兵隊は振るい落とされたと聞きます。

この辺りが欧米人の合理主義的なところでしょうか。

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