色覚障害の色の見え方(自然の風景)

色覚異常の人間と正常な人間は見ている世界が違います。

しかし、その違いの差がどれだけあるのか、正確にはわかりません。これは認識論の話でもあります。人は誰でも、目の前に映っている景色とまったく同じ景色を他人も見ている、という確信を持つことは100%できないのですから。

それでも私は他人と色について「言葉」によって違いを確認することによって自分がどれだけ見えないかある程度は把握しています。

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色覚異常だと四季の変化が分かりずらい

四月になると桜が満開になり、木々は新緑の生命力あふれた色になります。夏になると緑はいっそう濃くなり、秋にはオレンジ色や黄色の紅葉を日本人は愛でます。冬になると草木は枯れ、自然は色褪せます。

正常色覚の人はその季節の移り変わりを当然のように見ていると思いますが、私のような強度の色覚異常は、一年を通じて四季の色合いの変化は楽しむことはありません

草木の色は春でも夏でも冬でもそれほど大きく変わらないのです。自然の緑は、どの季節でもくすんだ色(緑なのか茶色なのか不明)に見えます。濃淡はよくわかるので、夏になると草木は濃くなり冬になると薄くなるというのはわかりますが、それは色を認識しているわけではなく明度の変化を見ているだけです。

ウォーキングの最中に咲いていたヒガンバナです。

初秋の田舎道に自生しています。派手な赤い花をつけますが、このヒガンバナが草むらの中に生えていても、気づきません。赤とグリーンが区別できないのです。赤が緑に見えるのではなく、また緑が赤に見えるのでもない。例えるなら、両者の色がくすんだ色、茶色のように見えます。

赤緑色盲は、赤と緑が見分けにくいだけではなく、紫もオレンジもピンクも見えません。藤の花や紫陽花は青く見えます。

これはオレンジのダリアだそうですが、オレンジ色の花は、黄色に見えます。

私が一番見えている色は黄色です。オレンジ色は黄色と赤を混ぜた色なので、赤が見えないから黄色だけを感じるのだろうと思います。

オレンジ、黄緑はすべて黄色に見えます。

自然の風景には様々な色が存在しますが、私が風景を眺めた時、目に飛び込んでくるのはモノトーンの背景のなかに青っぽい色と黄色っぽい色が点在している景色です。

私は産まれてから、そのような風景しか見ていないので、それが変だとは思いません。それが偽りの世界だとも思いません。人が世界を認識するというのは結局はそういうことなのでしょう。

私には虹は7色ではありません。

青色と黄色の2色なのです。

2色の虹を見ていますが、それを他人には言わないだけです。

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