色覚障害の色の見え方(街の景色)

都市(街)は色があふれています。なぜ色があふれているかと言えば、行き交う人にわかりやすくするため、人々の注意をひくためでしょう。しかし一般の方が、色分けされて便利だと、なかば当然に受けとめている景色は、私のような強度の色覚異常から見るとかえって混沌とした風景に見えるのです。

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色覚異常が見ている世界はどのような感じか?

車のブレーキランプ、テイルランプの色は赤く見えません。信号機の赤と同じく弱々しい黄色です。

進入禁止や一時停止の道路標識は目立たないため見過ごしがちです。

このような色分けされた鉄道の路線図だと、青っぽい色と黄色っぽい色の2色しか識別できないので、戸惑うことが多いです。

紫や青が同じに見えます。赤、茶、グリーンも同じ色に見えます。黄色とオレンジの区別もつきません。このラインが何線なのか理解できない場合があります。

電光掲示板は赤や緑の文字があっても、すべて黄色に見えます。私の目には黄色一色にしか見えません。

電車ついでに言うと、山手線の電車の色はとてもグリーンには見えませんし、京急の赤い電車はくすんだ色に見えます。

上の山手線の二本のライン。私が実際に見るとおそらく同じ色に見えるでしょう。下の京急の赤も鮮やかな赤色には見えません。

しかし写真で見ると、下の京急なんかはそこそこ赤く見えます。写真だと全体的に色が鮮やかに感じますね。(色覚障害者が見る写真と現実の色と差があることについてはのちに詳しく考えたいと思います)

郵便ポストの赤色は、一応赤だとわかりますが、町でポストを見かけても目に飛び込んでくるような鮮やかな赤色には見えません。暗いくすんだ赤色で、背景に溶け込んでいます。赤色を感じる感度がかなり悪いのでしょう。

街に出かけて、色が見えないことで何か不便はあるのか?と訊かれれば「ほとんどない」と答えるでしょう。

別に強がりを言っているわけではありません。生まれてから、ずっとこの世界で生きてきているので、色がわからなくても色以外で様々な事柄から必要とする情報を得る行動を無意識でとっているからだろうと思います。

意識していないから、「不便はほとんどない」と思えるのかもしれません。しかし、実際に電車の中で路線図をマジマジと見つめて、「正常な人にはこれがとても便利なんだろうな」と少し落ちこむことはありますね。

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