色覚障害の大学選びについて~医学系学部は?


現在、色覚障害(色盲・色弱)による大学入試の制限はありません。どの大学のどの学部も問題なく入学できます。

私が大学入試を受けた1990年代まで色覚異常だと受けられない学校、学部はありました。それもかなりあったと思います。

まず医学部、歯学部、薬学部など医学系の学校はほとんど受験資格を与えれませんでした。

加えて、理系学部や教育学部の一部、建築土木学部などでも制限があったのを覚えています。

私は高校生の時は理科クラスにいて、建築学部志望でした。ところが高3の時、志望する大学の募集要項を取り寄せたところ、すべての大学で色覚正常が条件となっていて、愕然とし、途方に暮れた苦い記憶があります。

あの時は奈落の底に突き落とされた気分でした。

結局、私は文転し、数学で受験できる経済学部を受けることにしたのです。

現在ではそのような色覚による制限はいっさいありませんのでご安心してください。

大学選びのささやかなアドバイス

私が受験した当時、なぜ理系の大学の多くが色覚制限をしていたのかと言えば、仮に入学出来ても、その手の専門職に就くことが難しかったからです。大学は就職率が下がるのを嫌っていました。だから色覚制限をしていたのです。

現在、そんなことをしたら差別だと非難されるでしょうし、そもそも大学は少子化で存続の危機にあります。色覚制限なんかするわけがないのです。

本当に身勝手な話です。

これは企業の採用に関しても同じことが言えます。私が就職活動をした頃は失われた20年のとば口でした。新卒採用が買い手市場に転換した頃です。そうなるとハンディキャップがあるかないかで採用不採用は大きく変わってきます。(就職のことについてはまた後で書きます)

現在、大学入試について色覚制限はありませんが、少しだけ以下のことは注意して欲しいと思います。

医学系の大学は避けた方が無難

強度の色覚異常だった場合、医者になれたとしても、果たして患者の診察をしたり手術をしたりする時に間違いは犯さないかという点です。

顔色、尿の色、血の色、患部の色など分からなければ診察できないと思います。患者の命を救うのが医者です。命に係わる仕事です。個人的には厳しいと思います。歯科医師についても同様です。

どうしても医者になりたいなら、心療内科精神科医解剖医監察医になるという手もあるかと思います。

また、薬剤師や看護師などは色がわからなければ仕事に支障が出ることは容易に想像できます。看護師は医者以上に患者の様子に敏感でなければ務まりません。

放射線技師などは色覚異常だと病院に採用されないという話を聞きました。

資格は取れたのに、仕事にありつけないという結果になりかねません。

もちろん、軽度の色覚障害(色弱)の方なら問題ないケースがほとんどだろうと思います。自分の色覚異常の程度を知り、重ければ、医学系の大学は選ばない選択をした方がよいと個人的には思います。

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