色覚異常の治療の実例話『クレパスの色』考察⑥


『クレパスの色が見分けられますか』には、実際に色覚治療して効果があった子供の話が掲載されています。

どのような感じで色覚異常があったのか、私としても非常に興味深く拝読しました。

最初は小学4年生の時に、息子が色覚異常だと知らされた母親の話です。(病院で精密検査を受けて色盲と診断されたとの事)

たまたま針治療、中国の先生に紹介されて、”息子が色覚異常なんですが”と相談したら、「ああ、針で治りますよ。今まで治療したことはないけれども、やってみましょうか」ということではじめたんです。先生も検査表を買われて、経過を追ってくださいました。中学一年の時にもう一度病院で精密検査を受けましたら、今度は「色弱です」って診断されました。同じ先生に見ていただいたんですけれども。

『クレパスの色が見分けられますか』p85

色覚異常の治療は主に、中国の針治療や良導絡というツボを刺激して色覚向上を図るもの。

さらにそのツボに電気刺激をして治療を試みる方法。

もう1つ、浅利篤氏が開発した緑光刺激法があります。

私は個人的にはこの3つの方法、どれでも色覚治療の可能性はあるように思います。(もちろん色盲が治らないというのが定説であることは承知しています。したがって、この記述を全否定されながら読んでもらっても一向に構いません)

私はと言えば、浅利篤氏の緑光刺激法にて、わずかながら色覚の向上を得ました。

さて、中国針で色盲から色弱になった子供の体験談はさらに続きます。

その色弱という診断をいただいて、針を続けようかなと思っていた時に、体験治療というのがありまして、たった二時間の治療でハンディ(色覚異常度)が十五枚半下がりまして、ああ、こっちの方がてっとり早く治るのかなという気持ちで治療に入ったんです。東京に来て最初の日に、三三枚の検査表のうち二枚半ぐらい残して、他は全部読めるようになったんです。

終わって、その帰りの電車の中で息子が、「お母さん、ビルにはでこぼこがあるよ」。それから「桜のピンクって濃いのから薄いのまで、いろいろあるね」と言ったんです。それまで普通の違う色に見えているとか、本人が困っている様子とかは全くわからなかったのですが、たまたま息子がそういうの聞いたので、”ああそうか、本人はやはり普通の人とは色が違って見えたんだな”と、はじめてそこでわかりました。

今まで本当に自分から、”この色は何”ということは絶対に話さなかったんですが、ところが最近、自分が見えている色に自信を持ったというか、過去のことを忘れてしまったために、トムとジェリーの絵本の色について、妹と喧嘩するんです。「お母さん、前はこのねずみ、こんな色じゃなかったよね、黄緑色だった」って。

『クレパスの色が見分けられますか』p84-85

その後、この子供が色覚治療を受けたところは、私も行った和同会だと思われます。(私が和同会で治療を受けた話はこちら

和同会には小さな子供を連れた母親の姿を多数見かけました。

この子は和同会の電気通電治療が非常に効果的だったようです。

桜の花のピンク色がよく見えるようになったというのは、正常色覚にかなり近づいた証拠ですね。私の目には桜の花は白一色しか見えません。

過去見えていた色が、まったく別の色に変化したという不可思議な体験は色覚の向上を意味しています。子供だからそれを素直にそのまま口にしているのです。

色覚が向上すると、例えば、家に飾ってある風景画やポスターなんかの色が、治療前と違って見えます。私はほんの少しだけ色覚が向上したのですが、それでも、カレンダーの祝祭日の赤が、濃い明るい赤に変化して驚きました。(変化した赤にしても、正常な人が見えている赤とは違います。この変化は私の中での相対的なものです)

『トムとジェリー』のジェリーが黄緑に見えていたのが、茶色に変わったという話。

実は現在の私の目でもジェリーは黄緑色に見えています。だから、「ああ、この子は本当に良くなったんだな」と読んでいて確信できるのです。

『クレパスの色が見分けられますか』には、この他にも色覚異常の治療を試し、大きな効果があった子供の母親による実話談がいつか紹介されています。

読めば、色覚向上の話がまったくの出鱈目でないことがわかると思います。

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