学習塾は最もリスクがない起業か~30年経っても潰れない町塾


【起業】学習塾はもっともリスクが少ないビジネスかもしれない

私は運動不足解消のため、ウォーキングを日課にしています。だいたいコースは決まっていますが、先日少しばかりコースを変え、多めに歩きました。

見覚えのある狭い路地を進み、しばらく入っていくと、子供の頃通っていた学習塾がありました。

私が通っていたのは小中学生の頃ですから、もう30年以上前のことです

へえ、まだやってるんだ、と意外に思いました。

その学習塾は夫婦で教えていました。奥さんが英語と国語、旦那さんが数学や理科です。

学習塾と言っても、普通の民家です。10畳ぐらいの畳の居間に低い長机が並べてあるだけ。

勉強の仕方も、各々が学校の宿題をやったり、授業の予習や復習をやったりテスト勉強をします。わからないことがあると『先生』に尋ねるという、緩いやり方でした。

有名私立の中学、高校を目指すための進学塾とは真逆の、とりあえず、塾にでも行っておくか、みたいなノリの『町塾』でした。

月謝は確か5千円ぐらいだったかな。

少子化、FC塾の進出でも潰れない町塾の強さの秘密

私は自分が通っていた学習塾が30年後の今の時代にも生き残っていることに少し驚いたのでした。

おそらく、教えているのはあの夫妻に違いありません。もう老夫婦になられているでしょう。

少子化のこのご時世、あの学習塾にどれだけの生徒が通っているのでしょうか。今は進学塾も生徒の奪い合いです。ITを駆使し、ネットで人気講師の授業を受けられる時代に、30年前の、あの緩いやり方の町塾が勝てるはずはありません。

では何故、町塾は続いているのか?

答えは簡単です。

儲かっているわけではないが赤字が出ることもないからです。

町塾には初期費用ランニングコストがかかりません。

自宅の一室を利用しているだけですから使用料がかかりません。自分たちで教えているから人件費もかかりません。

つまり生徒が2、3人もいれば損することはないのです。

だから続けられるのです。

一見、当たり前のような話ですが、実はここにこそ起業の成功の秘訣があるように思えます。

フランチャイズ式の学習塾はリスクの方が高い

CMでもお馴染みの大手の有名塾があります。フランチャイズ式学習塾ですので、それに参加することにより、ノウハウがなくても学習塾をかんたんに経営することができます。

しかし開業資金に1千万円前後もかかり、その上ロイヤリティも取られます。

初期投資とランニングコストの高さから見ればリスクが多いのは明らかです。

コンビニと一緒で、5年も持たずに潰れ、また新しい店舗が出来る。そして潰れる。その繰り返しの光景をどれだけ見ていることでしょうか。

つまり、FC式の学習塾を経営することは起業として、うま味があるわけではない。

よほどの好条件でない限り、私は手を出すべきではないと考えます。

町塾はリスクゼロで、成功の可能性を持てる

いくら初期費用とランニングコストがかからないと言っても、生徒が数人では儲からないのではないか、と思うかもしれません。

そうではありません。

それは出発点なのです。

起業を100m走に例えると、たいていの起業はスタートラインのはるか後方から走り出します。

開業資金に多くのお金がかかるからです。

さらに<よーい、どん>で走り出しても、ランニングコストという重いリュックを背負っての競争となります。

その点、学習塾は始めからスタートラインにつけます。重い荷物もありません。

例え脚力がなくても、転ぶことはないのです。

そして身軽な分、きっかけ(成功の要素)があれば一気にスピードが乗ります。

次の記事では町塾がどうすれば成功するかを考えたいと思います。→ 小さな学習塾が成功するのに必要なたった2つの事

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