両親が2人とも大腸がんになった話~家族の体験談①

2年半前、60代の母親が大腸がんになりました。

そしてその半年後、父も大腸がんに罹りました。

日本人の2人に1人はがんになると言われている時代です。また大腸がんは予後の良い病気です。しかし実際自分の両親が2人ともしかも同時期になるとは思いませんでした。当然最悪の事態も考えたりしました。

それまでは大腸がんも含め、がんという病気はどこか他人事だったのですが、両親とも大腸がんに罹り、家系関係なく誰でもがんになるんだなということを実感したのでした。

自覚症状なし~母の大腸がんが見つかったのは偶然だった

母親は定期的(3か月に1回)かかりつけの町医者で血液検査をしています。ただし血液検査のみなので、生活習慣病や肝臓、腎臓の状態がわかる程度です。

2年半前、その血液検査でヘモグロビンの値が低かったのです。母は昔から貧血気味で、さほど気にも留めていませんでした。しかし主治医は念のため便の潜血検査を勧めました。

主治医が便の潜血検査を勧めたのはその医師が消化器専門医だったからかもしれません。ひょっとして胃や腸のどこかで出血している可能性を考えたのでしょう。しかし当の主治医も、出血の可能性は低いと思っていたようでした。

しばらく便の潜血検査をやっていないから、この際やってみたら?という言い方だったそうです。

母は10年ほど便の検査をしていませんでした。自治体の健診の項目にないのです。

母が便の潜血検査をしたところ、陽性でした。

どこかで出血があったようですが、その時も本人は痔だと思っていたようです。まさか大腸がんだとは思っていませんでした。

便の潜血検査で陽性が出たので、次は大腸カメラ、胃カメラによる検査へと進みます。

がんは大腸カメラで発見されました。場所はS状結腸です。大腸がんよくが発生する場所です。

9月に大腸がんがわかり、その後、他の臓器への転移がないか調べました。

幸い転移はなく、手術は2ヶ月後に行われました。

手術は腹腔鏡手術で入院はたった1週間

大腸がんの手術と聞くと、大ごとのような気がしますが、実際は「えっ?こんなんで終わりなの」

と思うぐらいあっさり済みました。

手術時間の5時間です。術式は最新の腹腔鏡手術です。今、大腸がんの手術はほとんどこの腹腔鏡手術で行われます。開腹しません。お腹に5か所小さな穴のような傷が残るだけです。

開腹しないので傷も小さく入院期間も1週間でした。

手術した後、医師から切り取った大腸を見せてもらいました。真っ黒な5cmほどの癌の腫瘍がありました。

母の大腸がんのステージは2か3のどちらでした。2だとリンパ節への転移なしで、これで治療は終了。3だとリンパ節への転移ありで抗がん治療をすることになります。

切り取った患部を精密検査に出して、2週間後に判明すると言われました。

最終的に母の大腸がんはステージ2でした。

転移がなく家族は安堵しました。

母は予定通り1週間後に退院して、術後の経過も順調でした。

その半年後、今度は父が大腸がんが判明したのでした。

→ 大腸がんの手術で縫合不全、腹膜炎に~家族の体験談②

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